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劇場完全版 熊川哲也 カルミナ・ブラーナ 2021

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あらすじ

東洋人初の英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルとなった熊川哲也は、その後、活躍の場を日本に移し、演出・振付家としても数々のオリジナル作品を異例のスピードで発表し続け、前人未踏の領域を築いてきた。その最も衝撃的な作品の一つが、2019年に自身が芸術監督を務めるBunkamuraの30周年記念作品として世界初演した熊川版「カルミナ・ブラーナ」。フル・オーケストラに加え、合唱団、児童合唱団、3人のソリストとダンサー…と総勢250名を超える出演者が一堂に集うという類を見ない規模で、これまで2度しか開催されていないという“幻の大作”だ。再演不可能といわれ、誰もが知るカール・オルフの大曲に、熊川は“美しく優美なバレエ”の概念を超えた戦慄の物語を授けた。 この「カミルナ・ブラーナ」を2年ぶりに完全無観客で上演。3月29日から期間限定で配信された。そしてこのたび、この作品が創り上げられるまでの過程を熊川哲也に完全密着でディレクターが追った「劇場完全版」の公開が決定した! 「女神・フォルトゥーナが悪魔の子・アドルフを産み、世界を崩壊させようとする。しかし、最終的に女神・フォルトゥーナがわが子であるアドルフを自らの手で殺めることで世界に平和が取り戻される」というのが熊川版のオリジナル・ストーリー。 世界中の多くのアーティストたちがその表現の場を失っている。このコロナ禍に熊川も「こんな暗い時代に、暗い気持ちになるような作品は届けられない」とそんな彼の苦悩から映画は始まる。そこで、熊川が辿り着いたのが「(女神に代わり)“人類”が生み出してしまったであろう“ウイルス”が世界を崩壊させていこうとするが、ウイルスに人類が打ち勝つことで再び世界に平和が取り戻される」というストーリーに変換することだった。「劇場完全版」では滅多に見せることのない熊川哲也のバレエ芸術の制作過程を4K高精細映像で捉えている。>


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